GS CALTEX — BUSINESS CH.00 / PROCESS MAPKREN

GS CALTEX BUSINESS — PROLOGUE

PROCESS MAP

複雑に見える工程を四つの流れで読み解きます——
原油埠頭から製品埠頭まで続く、麗水工場の全体地図

MAP — PROCESS MAP

複雑に見える系統図も、
突き詰めれば四つの流れです

原油埠頭から製品埠頭まで続く麗水工場の生産工程を、基礎精製 → 高度化 → 石油化学 → ベースオイルの四段階に整理しました。各カードのは原料がどこから来るのかを、色付きのチップは何が出ていくのかを示します。

原油 01 基礎精製 REFINING 02 高度化 UPGRADING 03 石油化学 PETROCHEMICAL 04 ベースオイル BASE OIL 製品 END

HOW TO READ 原油が基礎精製に入って分岐し、高度化・石油化学・ベースオイルを経て製品として集まります。実際には各工程で一部の製品が直接出荷されることもあります。

START — 原油埠頭・原油タンク← 世界30以上の国、80以上の油種

タンカーが陸揚げした原油は原油タンクに貯蔵された後、すべての工程の出発点である常圧蒸留工程へ送られます。

01

基礎精製

BASIC REFINING

原油を沸点の違いで分離し、不純物を取り除く精製の基本工程です。ここで分かれた留分が、残り三つの流れの原料になります。

CDU← 原油タンク

常圧蒸留装置

原油を360°C以上に加熱し、沸点の違いで分離する最初の関門です。ここで生まれた留分が、以下のすべての工程へと分かれていきます。

OUT →LPGナフサ燃料油灯油・軽油 → 脱硫工程常圧残油 → 高度化
VDU← CDU 常圧残油

減圧蒸留装置

常圧では沸騰しきらない重い油を、真空に近い圧力で再び蒸留します。高度化・ベースオイルの流れを支える原料庫です。

OUT →減圧軽油 → HCR・VGOFCC減圧残油 → VRHCR
HDS← CDU 灯油・軽油

水素化脱硫

水素を用いて硫黄・窒素・金属化合物などの不純物を取り除きます。灯油・軽油が製品規格を満たす段階です。

OUT →灯油軽油
SRU← 各工程の酸性ガス

硫黄回収装置

工程から出た酸性ガスから硫黄を99.9%回収します。大気への流出を防ぐ環境設備であり、回収した硫黄はそのまま製品にもなります。

OUT →硫黄(99.9%回収)
02

高度化

UPGRADING

安価な重質油を触媒と水素で再分解し、ガソリン・軽油のような高付加価値の軽質油に変える、一日27.5万バレルの国内最大の高度化設備群です。

RFCC← CDU 常圧残油

残油流動接触分解

常圧蒸留塔の底に残った残油を触媒層に噴射し、より軽い油に分解します。

OUT →ガソリンLPG燃料油
VGOFCC← VDU 減圧軽油

減圧軽油流動接触分解

減圧軽油(VGO)を触媒で分解し、軽質製品を取り出します。

OUT →ガソリンLPG燃料油
HCR← VDU 減圧軽油

水素化分解装置

減圧軽油を水素と反応させて分解します。ここで残る未分解油は、ベースオイル工程の原料へとつながります。

OUT →灯油軽油未分解油 → ベースオイル(BOP)
VRHCR← VDU 減圧残油

減圧残油水素化分解

最も重い超重質油までも水素で分解し、高付加価値の軽質油に転換します。

OUT →軽質油燃料油
03

石油化学

PETROCHEMICALS

精製から出たナフサ・LPGが、燃料を超えて素材になる分岐点です。芳香族・オレフィン・ポリマーの各章へとつながる流れです。

AROMATICS← CDU ナフサ

芳香族の生産

ナフサを改質して芳香族製品を生産します。衣類・PETボトル・建材の出発原料です。

OUT →ベンゼントルエンキシレンポリプロピレン
MFC← ナフサ・エタン・LPG

オレフィン/ポリマーの生産

低付加価値の工程副産物を原料として受け入れ、エチレン・プロピレンとポリマーを生産します。

OUT →エチレンプロピレンポリマー
04

ベースオイル

BASE OIL

高度化工程(HCR)から出る未分解油を無駄にせず、潤滑油の原料へと変える最後の流れです。

BOP← HCR 未分解油

ベースオイル装置

水素化分解工程を経た未分解油から、一日3万バレル規模の高品質ベースオイルを生産します。潤滑油の章へとつながります。

OUT →ベースオイル
END — 製品タンク・製品埠頭→ 国内供給・海外輸出

四つの流れが生み出した製品は製品タンクに集まり、国内全域へ、そして製品埠頭を通じて世界へ送り出されます。

四つに枝分かれして見えた工程が、ひとつの地図にまとまりました。 ここからはこの地図の最初の流れ、基礎精製から 順に詳しく見ていきます。